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【デレマス】ドーナツパワーで人を笑顔にする女の子【椎名法子】

 このブログは、プロフィール紹介では触れられなかったことについて述べます。プロフィール紹介には下のリンクから飛べます。

 

【デレマス】プロフィール紹介【椎名法子】 - デレマスのブログ byいも

 

 彼女と言ったらやはりドーナツです。ドーナツの話題がない劇場やコミュを見つけるのは割と困難であると言える程度には彼女にドーナツはつきものです。しかしそれは裏を返すと、ドーナツの話題があまりない場面というのは一際目立つものであり、一度目にしたら担当としては忘れられない物でもあります。ドーナツが直接的に関わらない要素のうち、個人的に重要であると思うものが一つあるので本ブログではそれも紹介します。もちろんドーナツについても言及します。それらが揃い初めて”椎名法子”という人間が見えてくると思っています。

 

 

 まずはドーナツに関わることから書きます。知っての通り彼女はドーナツが大好きです。しかし、”大好き”という安直な言葉では終わらせられないのが、椎名法子のドーナツに対する思いであります。

 そもそも彼女がアイドルを始めたきっかけというのもドーナツが関わります。街角にいた彼女にプロデューサーが声をかけるところから始まったのですが、その時も彼女はドーナツをほおばっていました。そして彼女はスカウトであると告げられるのですが、スカウトされた理由を「食べてる笑顔がいいから」と考えます。恐らく彼女のこの予想は8割くらい正しいのではないかと思います。スイーツを食べて笑っている無邪気な女の子がいるならば、デレステのプロデューサーはすぐさま飛びついてスカウトしようとするでしょう。普通なら褒められたことに対して喜んだり照れたりすることが想像するでしょうが、彼女の反応は違いました。「笑顔はドーナツのチカラによるものだからドーナツをアイドルにした方がいい」と言ったのです。この時点で、彼女のドーナツに対する思いというものが、大好きという言葉では満足に形容できない尋常ではないものであることが少しは感じ取れるかと思います。プロデューサーも多少おののいたようで「それはちょっと……」とたじろいだので、彼女は「あたしがドーナツの歌を歌って、ドーナツの魅力を知ってもらう」と路線変更します。そして彼女はそこで止まりませんでした。「あたし今まで、ドーナツのおいしさを受け取ってばっかりだったかも」「そろそろ誰かのために、ドーナツからもらったチカラを使わなきゃ」───自分の好きなものに対するこれほどの敬意があるでしょうか。皆さんは自分の好きなものに対してこのようなことを考えたことがあるでしょうか。一連の件の終わり際、彼女はこうも言いました。「ドーナツパワーで人を笑顔にする女の子になる!」────これが彼女のアイドル人生、もといドーナツアイドル人生の始まりです。

 ドーナツに関する彼女のぶっとんだエピソードは他にもあります。初仕事を終えたのち、彼女は「あたし、ドーナツになる!みんなを笑顔にする、ドーナツみたいなアイドルになるから♪」とのたまいました。このセリフより、彼女のアイドルとしての在り方が読み取れます。ファッションのお手本もドーナツのデコレーションなんだそうです。これはデレステのウワサから分かります。この時点ですでに彼女は、ただドーナツを食べるだけの存在ではなくなっているでしょう。しかもそれは彼女が意識的に食べるだけの存在から脱出しようとしていたわけではなく、アイドルの仕事に夢中になっている過程で自然に身に付けたものです。これを可能としたのはまさにドーナツのチカラ、そして彼女のドーナツに対する思いの強さなのです。

 しかし、仮にドーナツになったとしても、彼女の最終目的はまだ先にあるようです。[Ring♪Ring♪フィーリン]椎名法子の特訓コミュでそれが発覚しました。彼女は「ドーナツを『食べたい』」から「ドーナツに『なりたい』」に変わった、という夢の変遷を打ち明けますが、話はそこでは終わりません。最終目的は「ドーナツより『輝きたい』」とのことです。これは我々にとってはもちろん、彼女にとってもぶっとんだことであるようで、彼女自身も「とんでもないこと」と表現しています。ドーナツというのは崇拝の対象であり、それを超えようとするのは界隈の中では禁忌に近いものなのでしょうか。しかし、この衣装を身に付けることによって彼女はドーナツより輝けるのです。ドーナツよりドーナツである存在になれるのです。ドーナツアイドルとして極まった瞬間とも言えるのではないでしょうか。

 ここまで見ると、一つの事実を垣間見ることができます。それは、”椎名法子はドーナツ担当のプロデューサーである”ということです。「ドーナツの魅力を知ってもらう」ということは他でもなくプロデュース活動です。彼女はアイドルとプロデューサーという二足の草鞋を履いているのです。それがどれだけ難しいことなのかはプロデューサーの皆さんなら分かるはずです。そんな彼女をプロデュースするのであれば、ドーナツについての知識も人一倍必要なのでしょうか。いずれにせよ、いろいろと考えさせられるアイドルだと考えています。

 

 

 それでは次にドーナツがあまり関わってこない彼女の性格を紹介します。

 それは”人との繋がり”ということです。デレマスにおいては、コミュニケーション能力が高いアイドルの筆頭として本田未央さんや大槻唯さんが挙げられると思いますが、椎名法子も前二人に並ぶスペックを備えていると考えています。以下にいくつかエピソードを紹介します。

 比較的分かりやすいものから見ていきましょう。Kawaii make MY day!で可愛くなる方法をリサーチする際、ゆかりさんは美嘉さんにアドバイスをもらったのに対し、法子は四姉妹の長女であるマスタートレーナーさんの所へ向かいました。マスタートレーナーさんのコミュ出演はこれが初であり、有香さんやゆかりさんによると恐怖に近いとも言える存在なようです。そんなトレーナーさんに立ち向かった法子のコミュニケーション能力の高さは推して知るべし。本人は「緊張した」と言っていますが、説得力がまるで無い。また、とっかかりにくい人に対しても臆さない面の厚さは他でも見られます。財前時子様です。ユニット「ドミ◎ドナ」での関わりを始めとして、時子様にも気圧されずほぼ対等に接することが可能です。身近なところだと、デレぽでの会話が挙げられるでしょうか。ここで注目していただきたいのが、法子が時子様にリプライを送るだけでなく、時子様からも法子にリプライを送っているという事実をよく分かっていただきたいです。この二つだけからでも、法子のコミュニケーション能力の高さがよく分かります。

 細かい所ではありますが、同僚アイドルの呼び方も注目していただきたいです。法子は十時愛梨さんのことを「愛梨ちゃん」と呼ぶのですが、これはそれなりに珍しいことです。一般に、高校生以下のアイドルにとって大学生以上のアイドルをちゃん付けで呼ぶことには抵抗があるようであり、滅多に見られるものではないと感じています。愛梨さんは大学生アイドルの中でも比較的接しやすい方だと思うのですが、それでもちゃん付けで呼ぶのははばかられるようであり、僕が知っている範囲では三村かな子さんと星輝子さんしか愛梨ちゃんと呼ぶ人はいません。法子はその中でも最年少であります。このように、法子は比較的多くのアイドルをちゃん付けで呼ぶのです。デレステ以外だと割とさん付けすることもあるようですが。

 また、ドーナツに関する”人との繋がり”のエピソードもあります。これは彼女がドーナツを好きになった理由と言うものも関わってきます。本人もあまり覚えてはいないようですが、彼女は小さいころから誰かに何かをあげるのが好きであり、ドーナツはそんな彼女の要求に応えられるぴったりなスイーツなんだと言います。「いろんな味があって、どれにしようかなって選ぶのも楽しくて、それで必ず、ひとり一個もらえるの!ちゃんと特別扱いされてる感じ、しない?」だそうです。また、彼女は宣材写真撮影において、「小さいころの自分の写真を見ると、誰かに何かをあげたがっている写真が多かった」と言っていました。このことから、彼女の心の中には太い芯として”シェアの精神”があると言えるでしょう。小さいころの写真の中の彼女は、おもちゃや肉団子を人にあげようとしていたのだそうです。それらのような楽しみを、自分の中だけで完結させるのでなく、誰かと分かち合いたいという気持ちが彼女の中にはあるのです。彼女は、人と繋がるということを小さいころから自然に行える素晴らしい人間なのです。

 初仕事では、迷子の女の子に関わる場面がありました。その女の子は「知らない人としゃべっちゃいけない、物をもらっちゃいけない」などど言っており、一筋縄ではいかない様子です。そのような状況でも、プロデューサーは迷子を助けるように仕向けました。そこから法子は、ドーナツのチカラを借りながら、その迷子の女の子と打ち解けることに成功しました。プロデューサーはこの段階で彼女のコミュニケーション能力を見切っていたのでしょうか。彼女のこの力は初対面の女の子にも対応できるほどのものだということです。

 以上のように、彼女のことを語るにあたってコミュニケーション能力については外せないと思っております。

 

 

 冒頭で触れた言いたいことには全て触れることができました。ここまでを呼んだ読者の皆さんは彼女に対してどのような印象を抱かれたでしょうか。僕の書き方の影響もあるでしょうが、変わった考えをしているとはいえその考え方はそれなりに高尚であるように感じるのではないかと思います。しかしここで注目して欲しいのは、ずばり彼女の年齢です。彼女の年齢は13歳、学年で言うと中一です。今まで言及してきたことは全て13歳という若さでやっていたのです。その他にも色々な大人びたエピソードがあります。ユニット「メロウ・イエロー」において、ツッコミの遅さから有香さんの落ち込みを見出したり、5歳年上である有香さんに「年上だからと言ってしっかりしなくてよい」とアドバイスをしたりする場面がありました。今までドーナツ狂いのような側面を見せてきましたが、決して常にそういうわけでなく、宣材写真撮影ではドーナツを持つのを控えようとし、初仕事の時はそれがドーナツに関わることでなかったのに特に不満を漏らすこともなく頑張る姿が見られました。そして、先にも触れましたが、「ドーナツパワーで人を笑顔にする女の子になる」の一言には自分も脱帽しました。スカウト時に既にこのような思想に辿り着いているというのは達観していると言う他ありません。

 

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 このブログを読んで1人でも彼女に興味を持ってもらうことを願っています。